キュンキュンなるままに

一生マンガ大好き宣言!自宅が図書館化してしまっている女のブログです。

泣きたいなら「赤ちゃんと僕」を読むべき

小学生の主人公榎木拓也は、交通事故で母親を無くし、現在は父親の榎木春美、そして2歳の弟の榎木実と3人で暮らしている。突然の訃報に家族は深い悲しみを抱える。

父親は仕事をしているため拓也は母代わりとして、兄として2歳の弟の実の面倒を見なければならなくなった。

まだまだ母親が必要な時期だった実は、母親が亡くなった事をよくわかっていない。

家族みんなで支えあって行くことを決意したけど、一筋縄ではいかず様々なハプニングが起きて・・

初めのうちは突然母代わりとして実のほとんどのお世話をする事になった拓也が現実を受け入れられず、泣いてばかりいる実にイライラしたり怒ってしまったりして悩んだり苦しんだり。

拓也は好きで母親代わりになったわけじゃないので、そのリアルな心情が見ていてとても切なくなります。

そして少しずつ拓也と実、そして春美パパの家族3人の絆が強くなっていく過程は本当に胸にくるものがあります。

美しい部分綺麗な部分だけじゃなく、その裏側の厳しい現実などもリアルに描かれた漫画なので本当にはまります。

最終巻は涙なしでは語れません。本当にいい漫画です。